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トゲ草の正体

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以前、正体の分からないトゲのある草について記事を書きましたが、
ウィリーさんのご尽力により、某大学の野生植物研究室に問い合わせていただき、
正体が判明しておりました。
すっかり安心して、その後の記事を上げておりませんでしたが、
先日、onakaokitaさんから、コメントをいただき、はっとした次第です。
ウィリーさん、そしてコメントをいただいた皆様、大変失礼いたしました<(_ _)>

トゲ草の正体は「メリケントキンソウ
キク科の外来帰化植物で、トゲのある種子(正確には果実)が弾けて繁殖するようです。同じ仲間に「イガトキンソウ」というのもあるそうですが、種子がカブトガニに似ていることから、メリケントキンソウのようだ、とのことでした。
イラスト入りの図説ファイルもいただきましたが、ここで紹介していいものか分かりませんので、
詳しくは、onakaokitaさんがご紹介くださった「徳島県立博物館のHP」→学芸員の部屋→小川誠氏のページ→徳島県の外来(帰化)植物→メリケントキンソウ、をご覧ください。詳細な説明がされています。
単にトゲが刺さって危ないだけではなく、ペットや動物などが食べても内臓を傷つけることがある、と書いてあり、なるほど、と思いました。すでに吉野川の河川敷では繁殖してているそう。こちらの近くの川や公園、田んぼなどでもよく見られます。これ以上繁殖しないように、もっと知られてほしいですね。

このメリケントキンソウのような外来帰化植物などの外来生物は、在来種の生態系を破壊することがあり、しばしば話題になります。
以前、友達のいるオーストラリアに、EMS小包を送ろうとして、「送れないもの」の規制の厳しさに驚きました。植物はもちろん、「土、又はわらの入った贈答品及びおもちゃ」「みやげ物品、工芸品及び未加工の原皮、羽、歯、骨及びその他の動物の部分から作られた物品。ドライフラワー及びポプリ。種子、松ぼっくり、樹皮殻、わら又はこれらの入った製品」などなど、他の国に比べて、植物に関する制限が厳しく、しっかりと自国の生態系を守ろうとしているのがわかります。
詳しくは→郵便HP
もちろん、人が持ちこむだけでなく、鳥や虫などが種を運ぶ場合もあるでしょう。また、外来生物のすべてが悪いわけではないとは思います。それでも園芸店などで様々な外国植物苗が販売されているのを見て、大丈夫かなあ、と思うことがよくあります。その一方で、色々な外国の植物を見たり、育てたりして楽しんでいる自分もいるわけですが…(ーー;)


posted by: | 庭あれこれ | 09:11 | comments(2) | trackbacks(0) | - |